開催期間	2010年7月30日（金） 31日（土） 8月1日（日）
開催場所	新潟県・苗場スキー場
動員数	延べ125,000人／キャンプサイト利用者：18,500人

トム・ヨーク、遂にフジロックへ出演！
３日間のフェスティバルを締めくくる最終日に、誰もが待ち望んでいたバンドのフジロックへの出演が実現した。レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークにフリー（レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）らを擁するスーパー・バンド、アトムズ・フォー・ピースが登場。その歴史的瞬間を目撃しようとグリーン・ステージに集まった観客の誰もが息を飲み、そしてその場から一歩たりとも離れることの出来ない、凄まじいパフォーマンスを披露。

2010 のフジロックは、このような超有名バンドのメンバーによる別プロジェクトが多く出演した年でもあった。金曜日に出演した、デイヴ・グロール（フー・ファイターズ）とジョン・ポール・ジョーンズ（レッド・ツェッペリン）、ジョシュア・オム（クィーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ）による新バンド、ゼム・クルックド・ヴァルチャーズもそのひとつだった。さらにヘッドライナーにはこの年の夏、世界各地でヘッドライナーを務めるフェス・ツアーを行っていたミューズが、フジロックでも圧倒的な演奏力と存在感でオーディエンスを魅了した。また前年度、大雨の影響により残念ながら開催できなかった"オールナイト・フジ"が無事に開催された。

土曜日はカラーがガラリと変わり、往年のロックスターの出演が目立った。38年振りの来日となったジョン・フォガティ。71 年、彼が CCR 時代に発表し大ヒットした名曲「雨を見たかい」には、思わず涙した方も多いのでは。
そしてトリをつとめたロキシー・ミュージックと、年季の入ったアーティストの底力を見せつけられた。それとは対照的に、この日のホワイト・ステージは若手アーティストが多く出演。ザック・デ・ラ・ロッチャ（レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン）による新プロジェクト、ワン・デイ・アズ・ア・ライオンがワールド・プレミア・ライブとしてフジロックに出演！さらにヘッドライナーにはセカンド・アルバムを発表したばかりの MGMT が出演し、ホワイト・ステージは入場規制が起こるほどの反響だった。

日曜日には、前述のアトムズ・フォー・ピースのあと、7年ぶりにフジロックに帰ってきたマッシヴ・アタックが堂々のヘッドライナーをつとめた。クロージングには稀代のパーティー・バンド、シザー・シスターズが圧巻のパフォーマンス。大雨にもかかわらず、グリーン・ステージをダンス・フロアー化して華やかに締めくくった

進化し続けるフジロック、またひとつ新たなエリアが誕生しました。" PYRAMID GARDEN "。ツアーバス専用のキャンプサイトです。キャンドル・アーティスト Candle JUNE プロデュースによる和み空間には、新ステージも併設されゆったりと時が流れるパフォーマンスが展開されました。